
Webマーケティング未経験の私が、「IMA検定Standard」にチャレンジし、全課程を修了。
そして本日ついに試験結果の合否通知メールが届きました。
結果は……

ぎりぎり合格!
正直なところ、「これは落ちたかも」と思っていたので、メールを開いた瞬間、めちゃくちゃ嬉しかったです。
メールにはほかにも、合格認定証が添付されていました。


IMA検定Standardの受験結果


合否通知メールに記載されていた私の得点は【125点】。
180点満点中、合格基準が120点とのことだったので、ギリギリの滑り込みセーフという感じです(笑)
SEOの知識は多少あったものの、webマーケティング素人の私にとっては、この検定は思っていたよりずっと難しかったです。
これから受講や受験を考えている方に向けて、実際の体験から感じた難易度、出題傾向、効果的な勉強法をまとめました。
各学習フェーズ(Face)の詳細は別記事で解説していますので、この記事では総まとめとして全体を通しての感想をお伝えします。
IMA検定Standardとは?基本情報と概要


IMA検定Standardは、一般社団法人インターネットマーケティング協会が提供する認定資格です。
Web広告運用、アクセス解析、マーケティング理論を実務的な視点で学べるオンライン講座と最終試験で構成されています。
詳細は以下の記事で解説しています。


主な学習カリキュラム
- Google広告の戦略設計・運用テクニック(キーワード選定、入札戦略、広告文作成など)
- Yahoo!広告の配信方法や特徴、Google広告との違い
- Google Analytics(GA4)によるデータ分析と活用法
- マーケティングフレームワーク(4P、KGI/KPI設計、AISASモデルなど)
SEO対策の経験があっても、広告運用や高度なアナリティクスは別次元の知識とスキルが求められ、想像以上に専門的な内容でした。
カリキュラムのボリュームと実際の難易度評価


IMAスタンダードカリキュラム詳細
- INTRODUCTIONシリーズ
-
- No.1 導入〜消費者行動モデルの変遷(10分)
- No.2 インターネット広告概要(6分)
- No.3 ネットマーケティング概論(14分)
- No.4 USPとゲートウェイ、MAについて(12分)
- FACE1シリーズ
-
- No.1 検索広告の概要説明(10分)
- No.2 検索広告の概要説明2(12分)
- No.3 検索広告の目的(17分)
- No.4 IMA検定独自の改善プロセス「階段理論」(9分)
- No.5 広告配信準備としてのヒアリング(16分)
- FACE3シリーズ
-
- No.1 広告配信のステップとスタイル(7分)
- No.2 広告文の評価指標(11分)
- No.3 レスポンシブ検索広告と広告文作成のポイント(18分)
- No.4 広告管理シートと競合調査(5分)
- No.5 その他のテクニックと広告表示オプション(13分)
- FACE4シリーズ
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- No.1 導入とYahoo!広告のアカウント作成(6分)
- No.2 Yahoo!広告の登録前準備(10分)
- No.3 Yahoo!広告キャンペーン登録(12分)
- No.4 Yahoo!広告グループ〜広告文登録(10分)
- No.5 Yahoo!広告コンバージョン設定(7分)
- No.6 Google広告アカウント作成とキャンペーン登録(16分)
- No.7 Google広告グループ〜広告登録(7分)
- No.8 Google広告コンバージョン設定(8分)
- FACE5シリーズ
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- No.1 広告予算の管理方法(14分)
- No.2 予算管理の考察と自動入札戦略(11分)
- No.3 検索クエリの活用(6分)
- No.4 検索クエリの追加と品質スコア(6分)
- FACE6シリーズ
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- No.1 インプレッションシェア(16分)
- No.2 広告文見直しのポイント(17分)
- No.3 コンバージョン数拡大の対策(11分)
- FACE7シリーズ
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- No.1 Google Analyticsとは(4分)
- No.2 Google Analyticsの開設(10分)
- No.3 Google Analyticsで行うべき設定(13分)
- No.4 Googleタグマネージャーについて(6分)
- FACE8シリーズ
-
- No.1 階段理論の復習とKGI・KPIについて(10分)
- No.2 Google Analyticsのデータの見方(15分)
- No.3 探索レポートとセグメントの活用(6分)
- FACE9シリーズ
-
- No.1 階段理論における集客プロセス改善(4分)
- No.2 エンゲージメント率の概要と基本の対策(7分)
- No.3 広告経由のエンゲージメント率とヒートマップ(8分)
- FACE10シリーズ
-
- No.1 キーコンテンツの特定とマイクロコンバージョン(10分)
- No.2 キーコンテンツの改善(9分)
- FACE11シリーズ
-
- さらなる改善のヒントを得るための分析方法(15分)
- FACE12シリーズ
-
- No.1 Microsoft広告の概要と特徴(17分)
- No.2 Microsoft広告の注意点(7分)
クリックで展開↑
全体を見るとかなりボリュームはかなりありますが、一つ一つの動画の時間は短いので、無理なく自分のペースで続けることができました。
内容としては、SEOとは異なる広告運用の概念や専門用語が多く、多少の知識があっても消化不良気味になることもありました。
特に難易度の高かった分野
- Google広告の実践的設計
-
- 広告グループ構造の最適化
- レスポンシブ検索広告の効果的な作成法
- 入札戦略の使い分け
- GA4の高度な活用法
-
- イベント設定とユーザー行動分析
- 内部トラフィック除外などの適切な設定
- データポータルとの連携活用
- マーケティング理論の実務応用
-
- 4P分析からの施策立案
- SWOT分析の効果的活用法
- AISASモデルに基づくカスタマージャーニー設計
SEOの知識はある程度あったため、キーワード選定などの基本概念は理解しやすかったものの、広告運用特有の指標や戦略設計には苦戦しました。
各Faceの内容を受講後にブログでアウトプットし、理解が浅い部分だけ動画を再視聴するという学習サイクルが効果的でした。
最終試験の詳細分析:出題傾向と合格ライン


最終試験は全37問で、実技、記述式及び選択式です。
SEOの基礎知識だけでなく、広告運用の実務的判断力と応用力を問う設問が中心となっています。
例えば、GA4のレポートデータを読み解いて最適な改善策を選ぶ問題や、広告パフォーマンスが低迷しているケースでの対応策を問う問題など、「実務でどう判断するか?」が問われる出題が多いです。
SEOとは異なる広告の専門知識が問われ、思った以上に難しく感じました。
出題分野の内訳(おおよその目安)
分野 | 出題数 | 特徴 |
---|---|---|
Google広告 | 約15問 | 実践的な設定や改善策が中心 |
Yahoo!広告 | 約5問 | 基本設定と特徴の理解 |
Google Analytics(GA4) | 約12問 | データ分析と活用方法 |
マーケティング理論 | 約5問 | フレームワークの適用場面 |
一つの問題に複数の分野をまたいでいるため、あくまでも参考までに‟約”という表記にしています。
IMA検定Standardの合格ライン
180点満点 | 合格基準点120点 |
---|
冒頭にも紹介しましたが、私の点数は125点・・・
正直合格はしましたが、首の皮一枚でギリギリ耐えたといった感じなので、継続的に学ぶ必要性を感じています💦
合格するための効果的な勉強法


IMA検定は公式の過去問や市販の問題集が存在しないため、自分に合った学習法を見つける必要があります。
- 1.アウトプット中心の理解定着
-
- 各講座受講後に自分の言葉でブログ記事化
- 重要概念の図解化とノート整理
- 2.実践的スキルの獲得
-
- Google広告やGA4の実際の管理画面での操作練習
- サンプルアカウントでの設定シミュレーション
- 3.弱点の集中強化
-
- AIツールで模擬問題を作成
- 理解が難しい箇所は動画を複数回視聴
- 4.試験後の知識強化(今後のステップアップ用)
-
- 出題された内容をもとに模擬問題を作成
- 実践的なケーススタディの継続学習
合格後の実感:合格=即戦力とはいかない


今回は無事合格できましたが、「合格=広告運用の即戦力」ではないというのが正直な感想です。
試験で問われるのは広告運用の専門知識であり、実際の運用スキルや分析力は、実務経験を通じて磨く必要があると感じました。
しかし、IMA検定のカリキュラムを通して得られた価値は大きく
- Webマーケティング全体を俯瞰する視点
- データから何を見て判断すべきかという分析力
- SEO以外の領域での専門知識と用語
これらの知識が身についたことは、SEOの枠を超えてWebマーケティング全般のスキルアップができ、今後のキャリア形成において非常に有益だと感じています。
まとめ:これからIMA検定に挑戦する方へのアドバイス


- IMA検定StandardはSEO経験者でも油断できない、広告運用に特化した内容で難易度はやや高め
- 出題は実務視点が中心で、思考力・判断力が求められる設問構成
- 効果的な学習法は「アウトプット中心の学習サイクル」と「実践的なツール操作経験」の組み合わせ
- 合格後も継続学習が必要ですが、Webマーケティングの幅を広げる質の高い資格です
これからIMA検定Standardに挑戦される方の参考になれば幸いです。
今後は模擬問題や各分野の詳細解説なども当ブログで順次公開予定ですので、ぜひチェックしてください!