
IMA検定スタンダードコースの受講1回目その3、今回のテーマは 「ネットマーケティングの基礎と最新戦略」!
Webマーケティングの世界は常に進化しているけど、どんな時代でも 「マーケティングの本質」 は変わらない。それは、顧客の課題を解決し、ブランド価値を高め、適切なターゲットに価値を届けることです。
この講義では マーケティングの基本概念 から 最新のデジタル戦略 まで、幅広く学べたので、しっかりまとめていきます!

マーケティングの基本概念を学ぶ – 価値を提供するとは?

マーケティングとは?単なる広告ではない本質
マーケティングと聞くと 「広告を出して売ること」 と思われがちだけど、それは一部分にすぎない。
本来のマーケティングとは?
- 「お客様に価値を提供し、その対価を得ること」
- 「価値のある情報や商品を適切なターゲットに届けること」
というのが本質。
ターゲティングとペルソナ設定の重要性
マーケティングでは 「誰に売るか?」 を明確にすることが超重要。そしてその「誰に」を考えるために、ペルソナ設定をしっかりと行うことが大切。
- 年齢、性別、職業、趣味、ライフスタイルなど、具体的なターゲット像を設定する
- 「どんな悩みを持っている人なのか?」を深掘りすることで、より効果的なアプローチが可能
4P理論とは?商品・価格・販路・プロモーションの組み合わせ
マーケティングの基本となる 4P(マーケティングミックス) は以下の4つ。
📌 4P理論
- Product(製品) → どんな商品・サービスを提供するのか?
- Price(価格) → いくらで売るのか?
- Place(流通・販路) → どこで販売するのか?
- Promotion(販売促進) → どんな方法でアピールするのか?
- Product(製品)
-
どんな商品・サービスを提供するのか?
- Price(価格)
-
いくらで売るのか?
- Place(流通・販路)
-
どこで販売するのか?
- Promotion(販売促進)
-
どんな方法でアピールするのか?
この4つを バランスよく組み合わせる ことで、マーケティングの効果を最大化できる。
CGM(消費者生成メディア)の影響と購買プロセスの変化

CGMとは?ブログ・SNS・口コミサイトがもたらす影響
CGM(Consumer Generated Media) とは…
- ブログ
- SNS(Instagram、X、Facebookなど)
- 口コミサイト、Q&Aサイト、動画共有サイト
など、消費者が自ら情報を発信するメディアのこと。
従来の購買プロセス vs CGM時代の購買プロセス
従来の購買プロセスは 「認知 → 検討 → 購入」 という流れだったけど、CGMが普及したことで、例えば日本国内のSNS利用者数は2023年時点で約8,200万人に達し、口コミやレビューを通じた購買行動が加速している。
これにより、購買プロセスは以下のように変化した。
📌 CGM時代の購買プロセス
ブランドや製品に初めて触れ、自然に興味を持つ段階。
興味を持った製品の情報を検索エンジンやSNSで調べる段階。
検索結果や口コミをもとに、製品のメリット・デメリットを比較検討する段階。
複数の選択肢から、自分に合う製品やブランドを決定する段階。
選んだ製品やブランドを実際に購入する段階。
購入後、レビューや口コミを通じて体験や意見を共有・拡散する段階。
これにより 「消費者の評価が新たな消費者を生む」 というループが生まれている。
主要SNSの特徴とマーケティングでの活用法

Facebook広告の強み – ビジネス利用と高価格商材向け戦略
- 30代~50代のユーザーが中心
- ビジネス向けの投稿が多く、高価格商材との相性が良い
- 職業や婚姻状況などの詳細なターゲティングが可能
Instagramマーケティング – 視覚的訴求と購買行動の関係
- 30代~50代女性がメインユーザー
- ビジュアル重視で、写真や動画が強い影響力を持つ
- ショッピング機能が充実しており、ECサイトとの相性が良い
X(旧Twitter)の拡散力を活かすマーケティング戦略
- 20代~30代のユーザーが多い
- 「リポスト(旧リツイート)」による情報拡散が強み
- エンタメ・趣味・トレンドに関する話題が拡散されやすい
デジタル時代のマーケティング戦略 – 3つの重要ポイント

フリーミアム戦略とは?無料で広げて課金へつなげる方法
フリーミアム戦略とは、基本的なサービスを無料で提供し、追加機能やプレミアム版を有料で提供するビジネスモデルのこと。
- Spotify:広告付きの無料プランと、広告なし・高音質の有料プランを提供
- Dropbox:無料プランで基本的なクラウドストレージを提供し、容量アップは有料
- Canva:デザインツールの基本機能は無料、プレミアム機能はサブスク課金
📌 代表的なフリーミアムの成功例
- Spotify
-
広告付きの無料プランと、広告なし・高音質の有料プランを提供
- Dropbox
-
無料プランで基本的なクラウドストレージを提供し、容量アップは有料
- Canva
-
デザインツールの基本機能は無料、プレミアム機能はサブスク課金
このモデルは、ユーザーにサービスの価値を実感してもらい、継続利用を促す 仕組みになっている。
モバイルファーストの重要性 – Googleのモバイルインデックスとは?
スマートフォンの普及により、Webサイトの閲覧はPCよりもモバイルが主流になった。この変化を受け、Googleは検索結果の評価基準を「PC版サイト」から「モバイル版サイト」へと移行する 「モバイルファーストインデックス(MFI)」 を導入。
📌 モバイルファーストインデックスの影響
- モバイル版サイトが最優先でインデックスされるため、モバイル対応していないサイトは検索順位が下がる可能性あり
- ページの読み込み速度、レスポンシブデザインの適用がSEO評価に直結
- モバイル向けのUI/UXを最適化することで、ユーザー体験の向上とコンバージョン率アップにつながる
企業がデジタルマーケティングを行う上で、モバイルユーザーを意識したサイト設計が不可欠 になっている。
📌ロングテール戦略でニッチ市場を狙う
ロングテール戦略とは、売上の大半を占める人気商品(ヒット商品)だけでなく、ニッチな商品群を多数取り扱うことで全体の売上を最大化する手法。
- Amazon
-
ベストセラーだけでなく、膨大な数のニッチ商品を販売し、総売上を拡大
- Netflix
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メジャー作品だけでなく、ニッチなジャンルの映画やドラマを充実させ、幅広い層にリーチ
- Kindle
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ベストセラー本だけでなく、個人出版の電子書籍も販売し、多様な読者層を獲得
この戦略を活用することで、大手企業だけでなく、中小企業や個人事業主も市場で戦いやすくなる。
トリプルメディア戦略とO2Oマーケティング

トリプルメディアとは?Paid・Earned・Ownedメディアの活用
トリプルメディアとは、マーケティングにおいて活用される3種類のメディア(有料・獲得・自社)を効果的に組み合わせる戦略。
トリプルメディアの分類と活用法
- ①Paid Media(ペイドメディア)
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広告枠を購入するメディア(例:Google広告、Facebook広告、テレビCM)
💡活用法:短期間での集客や認知拡大に最適
- ②Earned Media(アーンドメディア)
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口コミやSNS、メディア報道などの自然な拡散
💡活用法:信頼性のある情報発信、バズマーケティング
- ③Owned Media(オウンドメディア)
-
自社で運営するメディア(例:公式ブログ、メールマガジン、企業サイト)
💡活用法:長期的なブランディングとリード獲得
3つをバランスよく組み合わせることで、コストを抑えつつ、安定した集客が可能になる。
O2O(オンライン to オフライン)の戦略と成功事例
O2O(Online to Offline)とは、オンライン(Web・アプリ)とオフライン(実店舗)を連携させて、顧客の購買行動を促進するマーケティング手法。
- スターバックス
-
アプリを活用したモバイルオーダーで、事前注文→店舗受け取りをスムーズに
- ユニクロ
-
ECサイトで注文した商品を最寄りの店舗で受け取れるサービスを展開し、店舗来店の機会を創出
- マクドナルド
-
モバイルアプリのクーポン配信で、ユーザーに来店を促す
- LINEクーポン施策
-
LINE公式アカウントを活用し、限定クーポンを配布して店舗誘導を促進
📌 O2Oの成功事例
- スターバックス
-
アプリを活用したモバイルオーダーで、事前注文→店舗受け取りをスムーズに
- ユニクロ
-
ECサイトで注文した商品を最寄りの店舗で受け取れるサービスを展開し、店舗来店の機会を創出
- マクドナルド
-
モバイルアプリのクーポン配信で、ユーザーに来店を促す
- LINEクーポン施策
-
LINE公式アカウントを活用し、限定クーポンを配布して店舗誘導を促進
O2Oを活用することで、オンラインの利便性とオフラインの体験価値を融合し、売上や顧客満足度を向上させることができる。
クロスメディアマーケティングの考え方と実践方法
クロスメディアマーケティングとは、複数のメディア(オンライン・オフライン)を組み合わせて、効果的に情報を発信する戦略。
📌 クロスメディアの活用例
- テレビCM × SNS広告
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テレビCMを放映した後に、SNS広告でターゲティングし、興味を持ったユーザーにリーチ。
- 雑誌広告 × メールマーケティング
-
雑誌の特集記事をきっかけに、メール登録を促し、定期的な情報提供へつなげる。
- YouTube × 実店舗プロモーション
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YouTubeのレビュー動画を視聴したユーザーに、店舗で使えるクーポンを提供。
クロスメディア戦略を活用することで、ユーザーの接触ポイントを増やし、より効果的なマーケティングが可能になる。
今回の学びと今後の目標

今回の講義では ネットマーケティングの基礎と最新戦略 を幅広く学べました!
SNSの活用法やCGM時代の購買プロセスなど、 実践的な知識 が増えたので、今後のマーケティング活動に活かせそうです。
次回は マーケティングの運用サイクルと機械学習広告運用 について学ぶ予定なので、またしっかりまとめていきます!
IMA検定の受講を考えている人の参考になれば嬉しいです😊
